キス魔な御曹司は親友の妹が欲しくて必死です
偉い偉いと褒めてあげるとお兄ちゃんは自慢げにふふんと笑った後苦笑いを零す。
「まあな、だけど智成の奴、日本を発つときには、お前にエカトルの将来がかかってるとか、失敗したらKグループの威信にかかわるとかめちゃくちゃプレッシャー掛けられて震えあがりそうになったわ」
あらまあ、智成そんな脅しのようなこと言ってたんだ。
Kグループってお兄ちゃんたちの会社の大元だっけ? 随分大きく出たもんだ。
でも、お兄ちゃんはそのプレッシャーのおかげで絶対失敗できないと自分を鼓舞できたし、智成も日本でサポートをしてくれて助かったと言っているから、お互い信頼し合ってるってことなんだよね。
智成とお兄ちゃんの友情を垣間見れてなんだか微笑ましい。
「ところで、茉緒は大丈夫だったか?」
「え? なにが?」
「茉緒の誕生日は智成に夢の国に連れてってもらったんだろ? 随分仲睦ましい写真が送られてきたけど、智成とふたりで一週間、なにもなかったよな? もちろん」
「え……っと~」
夢の国で恋人のごっこにノリノリのテンションのまま智成とふたりで撮った写真とか数枚、お兄ちゃんにメールで送った。
まさかその後本当に恋人になるとは思わなかったからちょっと今になって恥ずかしい。
いや、それよりもお兄ちゃんが随分疑り深げに聞いてきて返答に困った。
今ここで、実はあったんです。と言っていいものか?
やっぱり智成が帰ってきてから二人で報告した方がいいか?
目を泳がせ考えを巡らせてるとお兄ちゃんは突然言い出した。
「まあな、だけど智成の奴、日本を発つときには、お前にエカトルの将来がかかってるとか、失敗したらKグループの威信にかかわるとかめちゃくちゃプレッシャー掛けられて震えあがりそうになったわ」
あらまあ、智成そんな脅しのようなこと言ってたんだ。
Kグループってお兄ちゃんたちの会社の大元だっけ? 随分大きく出たもんだ。
でも、お兄ちゃんはそのプレッシャーのおかげで絶対失敗できないと自分を鼓舞できたし、智成も日本でサポートをしてくれて助かったと言っているから、お互い信頼し合ってるってことなんだよね。
智成とお兄ちゃんの友情を垣間見れてなんだか微笑ましい。
「ところで、茉緒は大丈夫だったか?」
「え? なにが?」
「茉緒の誕生日は智成に夢の国に連れてってもらったんだろ? 随分仲睦ましい写真が送られてきたけど、智成とふたりで一週間、なにもなかったよな? もちろん」
「え……っと~」
夢の国で恋人のごっこにノリノリのテンションのまま智成とふたりで撮った写真とか数枚、お兄ちゃんにメールで送った。
まさかその後本当に恋人になるとは思わなかったからちょっと今になって恥ずかしい。
いや、それよりもお兄ちゃんが随分疑り深げに聞いてきて返答に困った。
今ここで、実はあったんです。と言っていいものか?
やっぱり智成が帰ってきてから二人で報告した方がいいか?
目を泳がせ考えを巡らせてるとお兄ちゃんは突然言い出した。