キス魔な御曹司は親友の妹が欲しくて必死です
それに流されそうになって慌てて智成の顔の前にバツを作るように手を出した。
「智成とお兄ちゃんが仲違するなんて嫌なの! とにかく暫く私たちのことは内緒にしよ、ね? なんとか喧嘩にならずに私たちの仲を認めてもらえないか考えようよ」
またもやキスを阻止されて渋い顔をする智成にお願い! と目をウルウルさせて訴えた。
「わかったよ、とりあえず黙っておいてやる」
はあっとため息ついて智成は頷いて、渋々だけど納得してくれたようでほっとした。
とにかく今は考える時間が必要だ。
ホッと、気を緩ませた隙に智成にキスされた。
「あ、とも……」
抵抗する間もなくいきなりの激しいキスに私は眩暈がしそうなほど翻弄された。
どれぐらい時間がたったのか、やっと離れた智成の目が獰猛な野獣のようにギラリと光って背中がゾクゾクした。
「忘れるなよ、俺は陸翔に絶交されようが誰に反対されようが茉緒と別れないからな。生半可な気持ちで茉緒と付き合ってるわけじゃないから」
「う、うん。うれしい。私も、智成と別れたくない」
こつんと額を合わせ言い聞かせるように言われて、真剣に私のこと考えてくれてるんだと思ってうれしかった。
そこに遠くでお兄ちゃんの声がする。
「あれ、茉緒~どこ行った~?」
「はっ!お兄ちゃんが出てきた。とにかく、今は私たちのことお兄ちゃんには内緒ね。バレないように気をつけてよ!」
甘い雰囲気をぶち壊し、私は慌てて智成から離れて早口で言うとこそこそと廊下の様子を伺いお兄ちゃんがリビングに行ったのを確認して廊下を出た。
置いてきた智成が盛大な溜息をついたのは聞こえなかったことにしよう。うん。
「智成とお兄ちゃんが仲違するなんて嫌なの! とにかく暫く私たちのことは内緒にしよ、ね? なんとか喧嘩にならずに私たちの仲を認めてもらえないか考えようよ」
またもやキスを阻止されて渋い顔をする智成にお願い! と目をウルウルさせて訴えた。
「わかったよ、とりあえず黙っておいてやる」
はあっとため息ついて智成は頷いて、渋々だけど納得してくれたようでほっとした。
とにかく今は考える時間が必要だ。
ホッと、気を緩ませた隙に智成にキスされた。
「あ、とも……」
抵抗する間もなくいきなりの激しいキスに私は眩暈がしそうなほど翻弄された。
どれぐらい時間がたったのか、やっと離れた智成の目が獰猛な野獣のようにギラリと光って背中がゾクゾクした。
「忘れるなよ、俺は陸翔に絶交されようが誰に反対されようが茉緒と別れないからな。生半可な気持ちで茉緒と付き合ってるわけじゃないから」
「う、うん。うれしい。私も、智成と別れたくない」
こつんと額を合わせ言い聞かせるように言われて、真剣に私のこと考えてくれてるんだと思ってうれしかった。
そこに遠くでお兄ちゃんの声がする。
「あれ、茉緒~どこ行った~?」
「はっ!お兄ちゃんが出てきた。とにかく、今は私たちのことお兄ちゃんには内緒ね。バレないように気をつけてよ!」
甘い雰囲気をぶち壊し、私は慌てて智成から離れて早口で言うとこそこそと廊下の様子を伺いお兄ちゃんがリビングに行ったのを確認して廊下を出た。
置いてきた智成が盛大な溜息をついたのは聞こえなかったことにしよう。うん。