ミルフィーユ王子はキュン死しそう



「桃は、死ぬことで
 楽になりたいと考えています。

 そんな彼女に、生きる希望を
 持たせることができたらなら

 アメリに
 ウルをお譲りいたしましょう」



「条件、それだけ?」



「ええ」




僕もうるるんに、

桃ちゃんを助けると

約束したところだったし。



これは、好都合!!




「ただし、期限は一週間」



「いっ……一週間?」



いくらなんでも、短すぎじゃない?



「アメリには、期間が長すぎて
 有り余るくらいでしたか?

 それでは、3日間にしましょう」



うわっ。

さらに短くなったし!



「一週間で……お願いします……」



「フフフ。正直者。
 まぁ、一週間でいいでしょう」


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