可愛い彼氏



「恥ずかしいから…!」



悪戯っ子みたいな顔をして、あたしを見つめる幸揮。



「じゃあ襲ってもいい?」


「だ、だめに決まってるじゃん!」


「もう遅いよ」




――――――チュウ…



幸揮はあたしの首筋にキスをした。チクッと痛みが走る。



「やぁ…………」


あわてて口を押さえたものの、時すでに遅し。



「やっぱ顔がエロい。つーかキスマーク付けちゃった」



「はっ!?どうやって隠すのよ!」



< 20 / 52 >

この作品をシェア

pagetop