可愛い彼氏
んっ……?
7番ってあたし!
最悪。ってか運悪っ!
2番は誰…?
「あっ!2番俺だー」
えっ!
幸揮が2番?
あたしはまだこの頃幸揮の本性を知らなかった。
まさかあんな奴だとは…
「どうしたらいいの?」
「んーとね、俺とー……」
誰もがワクワクしていたであろう、幸揮からの、あたしへの命令。
それは、誰もが予想していなかった、意外なものだった。
「俺と付き合ってください」
え………えぇっ!?
じ、冗談でしょ!?
「鈴ちゃん、王様の言うことは絶対なんだよ。だから、幸揮の言うこと聞かなきゃ。」
それであたしたちは付き合い始めた。