言いましたが、 違います‼︎


「翔さん?今いいですかぁ?」

運良く今一緒にいるらしくお誘いをすぐに伝えてくれた。

「では、時間とか詳しく決まったら連絡入れますねぇ」

電話を切り「先生行くってぇ」と三枝さんたちに報告をする。

「わー」と喜ぶ坂本さん。

よかったね。と微笑むとその後ろで、
驚きを隠せない専務とサイボーグ葉山がいた。

専務も勝手に土曜日の予定を組んでいたんですか?

言わない方が悪いんですぅ。

鼻歌でも歌いそうな勢いで

「これで五人ですねぇ。楽しみぃ」

と三枝さんに言えば、三枝さんも呆れ顔をしている。
解せぬ。

私はふぅと息を吐く。

「来週の土曜日ですよね。その日男だけで遠出する計画があるんですぅよぉ」

知ってました?と三枝さんに問えば、首を振る。

「和さんだけで子供達の相手をするんじゃなくて、永太郎も翔さんも一緒に、私の実家に行くんですよ‼︎
意味わからなくないですかぁ」

プンプンと怒りながら、告げ口をする。

「ごめん。本当に意味がわからない。
どう言う事?」

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