言いましたが、 違います‼︎
翔さんと子供ってイメージないですもんね。
わかります。でも
「絵本の読み聞かせとかも完璧ですよ。
健くん、豪くんのお気に入りです」
「はぁ?」
三枝さんも初耳だったようです。
「三枝さんがお出かけの時は高確率で家に来ますよ。
まぁ、ウチって言っても、ウチの公園にきたついでですけど」
三枝さんの口も開いたままです。
「永太郎が前に住んでいたアパートあるじゃないですかぁ。
あそこの土地をパパが買って、公園にしたんですよぉ。
そこで遊んで家に顔を出して帰るのが流れになってますよぉ」
「ホントに?なんかごめん」
「ウチは問題ないですよぉ。
おもてなしするのは永太郎なんで」
あっけらかんに言う私に向ける視線が冷たいです。
「あっ‼︎土曜日は家で子供達の帰り待ちますかぁ?
それならそれで永太郎に言っておきますよぉ」
三枝さんと話を進めていると、一緒にいた南沢さんが手を上げる。
「それ、私も一緒にいい?」
生永太郎を見たい。
南沢さんが言うとそれに賛同する坂本さん。
「実は永太郎さんの写真好きなんだよねぇ」
「あっ‼︎南沢さんもですか‼︎」
キャッキャする女2人。
南沢さんはいいとしても、坂本さん。
サイボーグ葉山の視線に気付きなさいよ!
痛いから!
でも、面白いからここは話を続けましょう。
私は2人の関係は知らないのだから。
「あんな男、大した事ないですよぉ。
それよりも翔さんの方がよくないですかぁ?」