言いましたが、 違います‼︎

永太郎side



私的、永太郎の過去を書きました。

「別に知る必要もない」と思う方、
自分なりに永太郎の過去を描いている方

飛ばして下さい。

暗いです。

やさぐれていた永太郎に、
本音しか言わない美紗都が心を救った。

本人は大した事をしていなくても、受け取った方がそれだけで救われた

そんな設定です。この2人。

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永太郎の秘密

心地よいジャズの音楽が流れるBar。
奥のボックス席に座る3人の男。

「こうやって飲むのは久しぶりですね」

和がしんみりと言う。

結婚をし子供がいる和が外で飲む機会が減ると、
自ずとして仕事を優先して来た僕達も会って飲む機会が減った。

今日は、子供を連れて美紗都ちゃんの実家にお泊まりとなり、男だけが残された。

たまにはと飲みに出たはいいが、しんみり飲むのは久しぶりすぎて、逆に落ち着かない。

あの賑やかさが既に恋しい。


「で、実際のところどうなの?」

沈黙を破る翔。

「どうって?」
ととぼけてみるが、目が本気だ。

「本当に慎太郎はお前の子供なのか?」
いきなり核心をつきますね。
と苦笑いをする。

実際のところ、どうなんだろう。

本当に僕の子供なのか?それはわからない。

可能性的にはかなり低いが、ゼロとは言い切れない。

DNA検査でもすれば一発なのだが、それを拒絶する自分がいる。

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