政略結婚のはずですが?~極甘御曹司のマイフェアレディ計画~
私の額に口付けし、零士さんは出ていった。
ひとりになっていつものように私の部屋にこもる。
「デザイン、固まってきたな……」
そこにはいくつも、ウェディングドレスとタキシードのデザイン画が広げてあった。
もう少し、あと少しで納得のいくデザインができそうだ。
できれば今日中に描き上げて、零士さんに見せたい。
「よし、頑張ろう」
気合いを入れ、私はペンを握った。
今日は少し早い時間に零士さんは帰ってきた。
「ただいま、清華」
「おかえりなさいませ」
零士さんの唇が私の額に触れる。
「すぐに食事の用意、済ませちゃいますね」
「慌てなくていいからな」
彼が着替えに行くのを視界の隅に収めながら、キッチンへと向かう。
今日の夕食は豚バラとポン酢のさっぱり炊き込みごはん、マグロカツに明太マヨ玉子焼き、それとかき玉汁とナスの揚げ浸し。
帰る時間は連絡をくれたので、あとはカツを揚げ、盛り付けて出すだけでいい。
「美味しそうだな」
ほくほく顔で零士さんが食卓に着く。
ひとりになっていつものように私の部屋にこもる。
「デザイン、固まってきたな……」
そこにはいくつも、ウェディングドレスとタキシードのデザイン画が広げてあった。
もう少し、あと少しで納得のいくデザインができそうだ。
できれば今日中に描き上げて、零士さんに見せたい。
「よし、頑張ろう」
気合いを入れ、私はペンを握った。
今日は少し早い時間に零士さんは帰ってきた。
「ただいま、清華」
「おかえりなさいませ」
零士さんの唇が私の額に触れる。
「すぐに食事の用意、済ませちゃいますね」
「慌てなくていいからな」
彼が着替えに行くのを視界の隅に収めながら、キッチンへと向かう。
今日の夕食は豚バラとポン酢のさっぱり炊き込みごはん、マグロカツに明太マヨ玉子焼き、それとかき玉汁とナスの揚げ浸し。
帰る時間は連絡をくれたので、あとはカツを揚げ、盛り付けて出すだけでいい。
「美味しそうだな」
ほくほく顔で零士さんが食卓に着く。