政略結婚のはずですが?~極甘御曹司のマイフェアレディ計画~
確認するかのように、零士さんはれろりとピアスを舐め上げた。
おかげで、耐えきれなくなって小さく声が漏れる。
「これでいつも、俺は清華と一緒だな」
「……あっ」
零士さんは私の耳を嬲り続けた。
ぴちゃぴちゃという音が耳に響く。
ぞわぞわとした感覚が身体の奥から湧き上がってきた。
それを堪えようと、強く彼の腕を掴むが止めてくれない。
「零士、さん……」
ぎゅっと力一杯、零士さんの腕を握る。
それでようやく、彼は顔を離した。
涙が浮かびはじめた目で彼をうかがう。
「そんな目をされたら……我慢できなくなるだろ」
次の瞬間、噛みつくみたいに唇が重なった。
何度も、何度も、彼の唇が私の唇を食む。
それが酷く、もどかしい。
「……今日はここまでだ。
マイ、フェアレディ」
自身が濡らした私の唇を、彼は指で拭った。
「……はい」
熱に浮かされた目で零士さんを見上げる。
ちゅっと額に落とされた口付けは先ほどまでと違い、子供扱いされているようでむっとした。
「そうだ、ウェディングドレスとタキシードのデザインができたんですよ」
おかげで、耐えきれなくなって小さく声が漏れる。
「これでいつも、俺は清華と一緒だな」
「……あっ」
零士さんは私の耳を嬲り続けた。
ぴちゃぴちゃという音が耳に響く。
ぞわぞわとした感覚が身体の奥から湧き上がってきた。
それを堪えようと、強く彼の腕を掴むが止めてくれない。
「零士、さん……」
ぎゅっと力一杯、零士さんの腕を握る。
それでようやく、彼は顔を離した。
涙が浮かびはじめた目で彼をうかがう。
「そんな目をされたら……我慢できなくなるだろ」
次の瞬間、噛みつくみたいに唇が重なった。
何度も、何度も、彼の唇が私の唇を食む。
それが酷く、もどかしい。
「……今日はここまでだ。
マイ、フェアレディ」
自身が濡らした私の唇を、彼は指で拭った。
「……はい」
熱に浮かされた目で零士さんを見上げる。
ちゅっと額に落とされた口付けは先ほどまでと違い、子供扱いされているようでむっとした。
「そうだ、ウェディングドレスとタキシードのデザインができたんですよ」