政略結婚のはずですが?~極甘御曹司のマイフェアレディ計画~
第二章 新婚旅行は超ハードスケジュール!
寝返りを打って目を開けたら、零士さんの顔が見えた。
「……うっ」
大きな声が出そうになって、急いで手で押さえ込む。
……起きてないよね。
そーっと再び、零士さんの顔を見る。
まだぐっすり眠っていて、起きそうにない。
ほっと胸を撫で下ろし、その顔を見つめた。
……綺麗な顔。
というか本当に眠ってるんだよね?
寝息すらほとんど聞こえなくて、不安になってくる。
かといって起こすわけにもいかず、せめて息をしているのか確かめようとそーっと顔を近づける、と。
「おはよう」
「……へ?」
ぱちっと零士さんの目が開き、変な声が出た。
「なんだ、寝込みを襲う気だったのか?」
おかしそうにくすくすと笑われ、みるみる頬が熱を持っていく。
「そ、そんなはず、あるわけないじゃ、ないですか」
動揺しているせいで声は途切れ途切れになる。
「別に襲ってくれていいのに」
さらりと言った彼の唇が私の額に……触れた。
「……うっ」
大きな声が出そうになって、急いで手で押さえ込む。
……起きてないよね。
そーっと再び、零士さんの顔を見る。
まだぐっすり眠っていて、起きそうにない。
ほっと胸を撫で下ろし、その顔を見つめた。
……綺麗な顔。
というか本当に眠ってるんだよね?
寝息すらほとんど聞こえなくて、不安になってくる。
かといって起こすわけにもいかず、せめて息をしているのか確かめようとそーっと顔を近づける、と。
「おはよう」
「……へ?」
ぱちっと零士さんの目が開き、変な声が出た。
「なんだ、寝込みを襲う気だったのか?」
おかしそうにくすくすと笑われ、みるみる頬が熱を持っていく。
「そ、そんなはず、あるわけないじゃ、ないですか」
動揺しているせいで声は途切れ途切れになる。
「別に襲ってくれていいのに」
さらりと言った彼の唇が私の額に……触れた。