今さら好きだと言いだせない
「少し遠出すれば人目を避けられるけど……横浜だけはダメ。内緒にしてるけど実は俺も向こうに彼女がいるから、君とのデートを見られたらまずいしね」
「え?!」
「そんなに驚かなくても」
いや、普通は驚くでしょう。徳永さんには元々彼女がいたということ?
それなのに、芹沢くんと付き合い始めた私をデートに誘って来るなんて……。
もうわけがわからない。私の頭の中はキャパオーバーで大混乱に陥った。
「俺も君も恋人がいる身だし、そこはお互い様だから気にしなくてもいいんじゃない?」
「気にしますよ! 彼女さんに悪いって思わないんですか?」
「罪悪感? 俺にはないかな」
もしかしたら徳永さんの彼女は、彼が横浜支社時代に一緒に働いていた女性社員ではないのかな?
だとしたら、それなりに長い付き合いという可能性もあるし、彼がこちらに転勤になったときには寂しくて不安になったはずだ。
なのに転勤後の徳永さんは恋人がいることを隠しているので、イケメンだともてはやされて方々でモテモテで。
私以外にもたくさんの女性をあちこちで口説いているかもと想像しただけで、自然と嫌悪感が湧いた。徳永さんの彼女が気の毒すぎる。
「え?!」
「そんなに驚かなくても」
いや、普通は驚くでしょう。徳永さんには元々彼女がいたということ?
それなのに、芹沢くんと付き合い始めた私をデートに誘って来るなんて……。
もうわけがわからない。私の頭の中はキャパオーバーで大混乱に陥った。
「俺も君も恋人がいる身だし、そこはお互い様だから気にしなくてもいいんじゃない?」
「気にしますよ! 彼女さんに悪いって思わないんですか?」
「罪悪感? 俺にはないかな」
もしかしたら徳永さんの彼女は、彼が横浜支社時代に一緒に働いていた女性社員ではないのかな?
だとしたら、それなりに長い付き合いという可能性もあるし、彼がこちらに転勤になったときには寂しくて不安になったはずだ。
なのに転勤後の徳永さんは恋人がいることを隠しているので、イケメンだともてはやされて方々でモテモテで。
私以外にもたくさんの女性をあちこちで口説いているかもと想像しただけで、自然と嫌悪感が湧いた。徳永さんの彼女が気の毒すぎる。