今さら好きだと言いだせない
§8.それでも思いを伝えたい
***
週が明けてまた月曜日がやって来た。
年末はどうしてこんなに仕事が忙しいのだろう。
私がおこなっている業務は難しい内容ではないけれど、電話やメールの連絡など細かいことが多いので、繁忙期は目が回りそうになる。
「はぁ……お腹いっぱい」
社員食堂でお昼ご飯を食べていても、今日はあまり食欲がなかった。
きっと体の疲れがピークに達しているからだと思う。
もう少しがんばって食べようかと、唐揚げの下に敷いてある千切りのキャベツをお箸でつついてみるものの、野菜ですらなかなか口に運べない。
「もう食わないの?」
声をかけられて顔を上げると、テーブルの向かい側に芹沢くんが座るのが見えた。
「お疲れ様。芹沢くんは今からお昼ご飯?」
「午前の業務が長引いたんだよ。年末だから仕方ないとはいえ、山のようにメールが来すぎ」
芹沢くんは顔をしかめながらも、「腹減った」とつぶやいて、トレーに乗せて持ってきたご飯を頬張り始めた。
私は唐揚げの定食だけれど芹沢くんは酢豚の定食で、ご飯は大盛りだ。
週が明けてまた月曜日がやって来た。
年末はどうしてこんなに仕事が忙しいのだろう。
私がおこなっている業務は難しい内容ではないけれど、電話やメールの連絡など細かいことが多いので、繁忙期は目が回りそうになる。
「はぁ……お腹いっぱい」
社員食堂でお昼ご飯を食べていても、今日はあまり食欲がなかった。
きっと体の疲れがピークに達しているからだと思う。
もう少しがんばって食べようかと、唐揚げの下に敷いてある千切りのキャベツをお箸でつついてみるものの、野菜ですらなかなか口に運べない。
「もう食わないの?」
声をかけられて顔を上げると、テーブルの向かい側に芹沢くんが座るのが見えた。
「お疲れ様。芹沢くんは今からお昼ご飯?」
「午前の業務が長引いたんだよ。年末だから仕方ないとはいえ、山のようにメールが来すぎ」
芹沢くんは顔をしかめながらも、「腹減った」とつぶやいて、トレーに乗せて持ってきたご飯を頬張り始めた。
私は唐揚げの定食だけれど芹沢くんは酢豚の定食で、ご飯は大盛りだ。