DOLL~肌に色映る頃
「ダメよ。そんな事言ったらますますイメージ狂って嫌われるじゃない!」

「へぇ~。美紀、けっこうそいつが好きなんだ~」

美紀はイメージを大切にしている。だけど嫌われる事を怖がるタイプではなかった。

「だって、うちの学校の人気投票で2位だったんだもん。」

なるほど。そーいう事か…

「でね、流花にお願いがあるの。明日空いてる?」

美紀のお願い…ろくなもんじゃない。でも親友の頼みじゃ仕方ない。

「いいよ」

そういう事になった。
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