DOLL~肌に色映る頃
テーブルに近付く。やっぱり…この人が、リョウ。

「美紀、誰?」リョウが不機嫌そうに聞く。

「アタシ、美紀の友だちで流花っていいます。」

リョウはアタシを睨んだままだ。
「とりあえず座ろ。」美紀が言った。

「で、なんのつもり?」リョウが口を開いた。

アタシは大きく深呼吸をして「美紀の…美紀の何が気に入らないんですか?」って聞いた。

リョウは、アタシを見て言った。

「アンタ、関係ないでしょ」
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