DOLL~肌に色映る頃
「なあ、一回出てこいよ。俺の生まれて育った街を流花に見せたいんだよ。」

アキラは、学校を辞めてから友達の家にいたし、
アタシはカレの地元を知らなかった。

「そーだね。一度行こうかな?」

「じゃ、今度の土曜日でいい?うん。1時に…」
アタシは、アキラが、またキラキラした景色をアタシに見せてくれる。

そう信じていた。


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