執事的な同居人
また子供扱いされる気がして
される前にその場を離れた。
途中だった朝食作りに取り掛かっていれば
「ちょっ、なに」
「水が飲みたくて」
「あっそう……」
颯太さんがキッチンにやってきたから
狭いこのキッチンに2人もいるとなると自然と距離感が近くなる。
隣で水を飲む颯太さん。
なんだか視線を感じるんですけど……
今日の朝ごはんは
目玉焼きとウィンナーとちょっとしたサラダ、それにご飯とお味噌汁。
結構豪華だよね?
ちょうどウィンナーをフライパンに置いて焼き始めていたときに、颯太さんが水を飲みにきた。
パチパチと油が跳ねる音。
ジーーっと視線を感じるけれど
気にしたら負けだと思って無視をしていれば
パンッ!!!
何かが弾けた音とともに
「わっ!!」
私の腕を引く彼。
「な、なに!?」
急に引っ張られるとビックリするんだってば!