センセイ



「―――未花?」


那奈の声にはっとした

ドキドキして

城内から目が離せなくて

話が全く耳に入らなかったんだ


「あ、ごめん。」

「なんか1年の委員はちょっと残って、説明聞くみたい。」

「え…?」


那奈はだるそうな表情だった

けどわたしは―――…


「よし、じゃ1年は残れな。2・3年は帰ってよし。」



城内との唯一の接点ができた

そのことが嬉しくて

嬉しくて…



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