センセイ
「――じゃあ次!」
城内とばっちり目が合って
わたしはびっくりした
「未花の番だよ。」
那奈に言われて
もう最後のわたしまで
順番が回ってきたことに
やっと気付いた
「あ、わたし。4組の嶋田未花です。よろしくお願いします。」
「ははは、ぼーっとすんなよ。さては俺に見とれてたな。」
「いや、ちがっ…」
「しょうがないな。嶋田、お前、ひいきしてやるよ。」
「え…?」
「俺のパシリなー。」
「ちょっ…!!」
城内はわたしの抵抗に
全く聞く耳を持たず
わたしはパシリ決定
顔が一気に赤くなるのを感じた
城内は楽しそうに笑ってた