センセイ



「あーあ。未花、城内に目つけられたね。」

「うーん。そうみたいだね。」

「まぁ城内、爽やかだし。うちの学校の中じゃ若いしね。」

「うん…。」

「悪い気はしないよねぇ。」

「まぁね。」



ううん

本当は凄く凄く嬉しかった

名前を呼ばれたことも

目をつけられたことも…


だって城内の中にわたしが

インプットされたって

そう思っていいんでしょ?



「まぁ頑張ろうね、委員。」

「うん。」

「じゃあまた明日ねっ。」

「バイバーイ。」


那奈と別れて外へ出た

今日は良い1日だったな



城内との貴重な時間

どれもこれも

絶対絶対、忘れないよ




< 14 / 34 >

この作品をシェア

pagetop