センセイ
「まじ…?」
「んー、まぁ噂だけど。」
「じゃあ分かんないよ。」
信じたくなかったわたしの
小さな抵抗
「でもほら、城内若いし。それに顔もまぁ良いし、優しくて誰とも話すし。好きになる子多いんだってさ。」
「そうなんだぁ…」
落ち着いて、わたし
城内が優しくて話しやすくて
誰にでも分け隔てなく
接するのは確かなことだよ
それに、わたしもその一人
頭ではわかっていたけど
ショックだった
これはただの噂
そう信じながら