センセイ
新しい恋

和也くん




わたしが決意をしてから

城内の姿を見掛けても

なるべく避けるようにした。


諦めをつける為に。


でも勿論

城内から声を掛けられたら

ちゃんと返事はした。




最初は辛かった。

けど慣れたら意外と

我慢できるものだった。



「うん。大丈夫。」



そう、言い聞かせながら。
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