今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄
「あの、さっきの金髪ヤンキーって…」
「中学が一緒だった」
相可くんは無表情のまま言葉を返す。
「姫…茨さんとは…」
「俺の彼女に何か用? って言っただろ」
怒ってる?
「え、それはどういう…」
「姫乃は彼女じゃねぇ」
そう言った相可くんはどこか切なげで。
わたしなんかが立ち入っちゃいけないと思った。
その時、ヒュー…。
突然、ハートの花火が上がり、
ドォォン…。
夜空にキラキラとピンク色に輝いた。