今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄
Silver snow1*隣の席になりました。
*
「はぁ…寒っ…」
翌日、わたしは白い息を吐きながら葉二蘭高校に向かって住宅地を歩いていた。
今日から12月。
昨日よりも凍るように寒い…。
灰色のダッフルコートに、ふわふわのマフラー巻いて、黒のタイツ履いてきて良かった。
ふわっ…。
冷たい何かが頭の上に降ってくる。
「あ、雪だ…」
わたしは目をキラキラと輝かせながら言う。
わたしは思わず両手の平を合わせて広げた。
あ、手の平に雪…冷たい…。
だけど一瞬で溶けてしまった。
わたしはしゅんとなる。
瞼のふちに熱く滲むものを感じながら、わたしの両手が微かに震える。
なんだか“体の弱いわたし”みたい。
「はぁ…寒っ…」
翌日、わたしは白い息を吐きながら葉二蘭高校に向かって住宅地を歩いていた。
今日から12月。
昨日よりも凍るように寒い…。
灰色のダッフルコートに、ふわふわのマフラー巻いて、黒のタイツ履いてきて良かった。
ふわっ…。
冷たい何かが頭の上に降ってくる。
「あ、雪だ…」
わたしは目をキラキラと輝かせながら言う。
わたしは思わず両手の平を合わせて広げた。
あ、手の平に雪…冷たい…。
だけど一瞬で溶けてしまった。
わたしはしゅんとなる。
瞼のふちに熱く滲むものを感じながら、わたしの両手が微かに震える。
なんだか“体の弱いわたし”みたい。