今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄

 胸がドキドキする。

 今日からわたしの席は相可(おおか)くんの隣。

 だけど、“隣の席じゃなくなるまで”だから期間限定の恋になる。
 それでも嬉しい。

 わたしは満面の笑みを浮かべる。

 夢じゃないよね?
 どうしよう、高校すごく楽しみ。

 ちゅんちゅん、と心地の良い雀達の鳴き声が耳に入ってくる。
 ベランダに続く扉を隠した淡い青色の雪柄のカーテンの隙間から陽の光が差し込んでいた。

 わたしはベットから降りて、
 シャッ!
 扉のカーテンを開ける。
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