今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄
「あ、違…」
わたしがそう言いかけると、相可くんが口を開く。
「違います」
「俺達は黒図と同じクラスで」
「アップルティーを買い来た黒図とさっき偶然に合っただけです」
お母さんは相可くんを睨みつける。
「あなたには聞いてない」
「銀髪ヤンキーが話しかけてこないで」
お母さん、なんでそんなこと言うの?
「雪羽、帰るわよ」
「うん…」
わたしはお母さんに連れられ歩いて行く。