今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄
わたしは枕の横に置いてあるスマホを手に取り電源を入れる。
新しいラインは届いていなかった。
わたしはスマホと雪色のブレザーをぎゅうっと抱き締める。
ブレザーは少し湿っていた。
うわぁぁああああああああっ!!!!!!
そう、大声で泣きたいのに、声を出して泣くことも出来ない。
わたしの体がぶるぶると微かに震える。
スマホと雪色のブレザーを抱き締めたまま片手で顔を隠し、静かに顔をぐちゃぐちゃにして泣いた。
「…銀くん、会いたいよ」