今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄
「雪羽、ベットに戻りなさい!」
「戻らない!」
わたしは抵抗する。
「雪羽をこんなふうに変えたのは相可とかいう子の影響ね」
「ウチの可愛い娘があんな銀髪に毒されるなんて!」
「とにかくあんな危険な高校に行かせる訳には行かないわ」
「諦めなさい!」
「諦めない!」
「雪羽!」
「このまま抵抗するなら高校に電話して」
「相可とかいう子、退学にしてもらうから! それでいいのね!?」
え……。
わたしは抵抗するのをやめる。