今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄
*
12月21日の朝。わたしは1年A組の扉を開けた。
相可くん…教室にいた。
机に伏せ寝してる。
わたしは、ぎゅっと鞄の紐を持ち、相可くんに近づいていく。
「相可くん、おはよう」
「遅ぇよ」
え…起きて…。
相可くんは机に伏せ寝したまま顔を上げる。
「早朝から待ってたんだけど」
早朝から!?
わたしはびっくりするのと同時に頬が熱くなるのを感じた。
「喜ぶな」
「え!? あ、ごめんなさ…」
「ちゃんと来たな」
相可くんは優しく微笑む。
「黒図、おはよう」
12月21日の朝。わたしは1年A組の扉を開けた。
相可くん…教室にいた。
机に伏せ寝してる。
わたしは、ぎゅっと鞄の紐を持ち、相可くんに近づいていく。
「相可くん、おはよう」
「遅ぇよ」
え…起きて…。
相可くんは机に伏せ寝したまま顔を上げる。
「早朝から待ってたんだけど」
早朝から!?
わたしはびっくりするのと同時に頬が熱くなるのを感じた。
「喜ぶな」
「え!? あ、ごめんなさ…」
「ちゃんと来たな」
相可くんは優しく微笑む。
「黒図、おはよう」