今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄
*
昼休みが終わる少し前。銀は1年A組の教室に戻ると、扉の前で凛が腕を組んで待っていた。
「…銀、よく寝れた?」
凛が小声で尋ねると、
「あぁ」
銀は短く答える。
「何? 深刻そうな顔して」
「何かあった?」
「…姫乃と黒図に家に0時ちょうどに来るように誘われた」
「なるほどね」
「ついにどちらかを失う時が来ちゃったんだね」
凛の表情が悪魔のような表情に変わる。
「それで銀、どっちを選ぶの?」
「もちろん、姫乃だよね?」
銀は静かに口を開き、答えた。
「もう決めてる」
昼休みが終わる少し前。銀は1年A組の教室に戻ると、扉の前で凛が腕を組んで待っていた。
「…銀、よく寝れた?」
凛が小声で尋ねると、
「あぁ」
銀は短く答える。
「何? 深刻そうな顔して」
「何かあった?」
「…姫乃と黒図に家に0時ちょうどに来るように誘われた」
「なるほどね」
「ついにどちらかを失う時が来ちゃったんだね」
凛の表情が悪魔のような表情に変わる。
「それで銀、どっちを選ぶの?」
「もちろん、姫乃だよね?」
銀は静かに口を開き、答えた。
「もう決めてる」