今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄
*
「0時過ぎちゃったか…」
姫乃は玄関で薔薇色のスマホを見ながら、ぽつり呟いた。
灰色のダッフルコートを羽織ったまま姫乃はぎゅっと自分のスマホを抱き締める。
銀、来て欲しかったな…。
スマホからバイブ音が鳴った。
え、ゆり?
姫乃は応答をタップして電話に出る。
『もしもし!?』
『姫乃? ゆりだけど』
『今、姫乃の家の前にいるから開けてくれない?』
姫乃はガチャッ、と玄関の扉を開ける。
「0時過ぎちゃったか…」
姫乃は玄関で薔薇色のスマホを見ながら、ぽつり呟いた。
灰色のダッフルコートを羽織ったまま姫乃はぎゅっと自分のスマホを抱き締める。
銀、来て欲しかったな…。
スマホからバイブ音が鳴った。
え、ゆり?
姫乃は応答をタップして電話に出る。
『もしもし!?』
『姫乃? ゆりだけど』
『今、姫乃の家の前にいるから開けてくれない?』
姫乃はガチャッ、と玄関の扉を開ける。