今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄


 12月23日。わたしは自分の部屋のベットで寝ながら両目を開けていた。

 ちゅんちゅん、と心地の良い雀達の鳴き声が耳に入ってくる。
 ベランダに続く扉を隠した淡い青色の雪柄のカーテンの隙間からは陽の光が差し込まず、部屋の中は暗い。

 わたしは仰向けになったまま、ぎゅっと両手で布団を掴む。

 朝だ。
 全然眠れなかった…。

 はぁ、と白い息を吐く。

 凍るように寒い…。

 わたしは布団で顔を隠す。
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