今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄

「ゴホゴホッ…はぁ…」

 応援してくれてるの?
 諦めるなって言ってくれてるの?

 ありがとう。
 でももう無理なの。

 ぽたっ……。 
 堪え切れなくなった涙が2粒頬に伝う。

(ぎん)くっ……」
 喉の奥から、堪えきれないように嗚咽を何回も漏らす。

 粉雪が制服を濡らしていく。

「うわああああぁぁぁぁ……」
 わたしは小さな声で泣き叫ぶ。

 もう、流れ落ちる涙を止めることが出来なかった。
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