今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄

 すごく嬉しかったけど、構うのもわたしを守るのも隣の席になったからで、
 隣の席じゃなくなったら、

「お前誰?」

 みたいな感じで離れて行ってしまうってことだよね…。

 ぽたぽた……。
 わたしの眉が下がり、両目から大粒の涙が零れ落ちていく。

「やだよ…」

 わたしはベットの上に座ったまま、シャボンをぎゅっと抱き締めながら俯いた。
 シャボンが涙で濡れていく。

 ずっと相可(おおか)くんと一緒に…、
 隣にいたいよ。
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