今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄
今日は外。
家も知らないし、スマホでID交換した訳でもない。
だからわたしは隣の席のただのクラスメートで、相可くんが助けてくれるはずない。
それでも、
――俺が黒図を守る。
昨日の相可くんの言葉が脳裏に浮かぶ。
相可くんが助けに来てくれることを願ってしまうんだ。
わたしの両目に、じわっと涙が浮かび上がる。
昨日の言葉、信じよう。
相可くん!
真っ暗な空にキラキラとお星様が光輝く。