アンドロイド・ニューワールド
第6章
このような経緯で、真の友達を得た私は。

改めて、正式に友達となった奏さんと、お昼休みを共に過ごしました。

チョコチップメロンパンという食べ物も、ちゃんと摂取しました。

ちなみに、先程私が考案した「梅干しメロンパン」について、奏さんに話してみると。

「それは…やめた方が良いんじゃないかな…?」と言われました。

残念です。

さて、それはそれ。

昼休みが終われば、掃除の時間になって、そしてその後は五時間目の授業があります。

そしてこの日の五時間目は、化学。

またしても、理科室に移動しなければならない授業がやって来ました。

…ので。







「よし、それでは行きましょうか。奏さん」

と、私は奏さんの車椅子のハンドルを握って、そう言いました。
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