ドS王子に秘密を握られた
 次の日の朝、潤と一緒の電車になった。
「おはよう。昨日はごめんね。
 急に体調悪くなって。」
誤魔化した。
「おはよう。気にしなくていいよ。体調大丈夫?」
「うん。家で寝てたら良くなった!」
「ならよかった。無理するなよ。」
頭をポンっと軽く叩いてきた。

『優しいなぁ。潤は。あいつとは比べ物にならないなぁ。ってか、あいつと比べちゃダメだ!』

学校近くで、優里と麻美に会って、一緒に教室に入った!

「おはよう。」
高崎くんに爽やかにあいさつされる。
『今日も取り巻きと一緒ですか。
私は、潤と帰るのもダメで、あいつは、女の子にチヤホヤされてる。なんなの。』
異様にムカついた。
「おはよう。」爽やかに返す。
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