君の笑顔〜アナザーストーリー〜
自分もわかってのとおり…部屋には誰もいない。

こたつの電源を入れてプレゼントを開けてみる。

プレゼントはクッキー。

袋を開けた瞬間、俺の大好きな甘い香りが漂ってくる。

綺麗な星型をしたクッキーを一つ食べてみる。


おいしい…

めっちゃおいしい!


大事に食べようと思って、ゆっくり食べた。

すげぇな、舞岡さん…。

勉強できて、お菓子も作れて…。

男子から見れば理想の子だよなぁ。


クッキーを頬張りながらなぜか泣けてきた。

体からだんだん暖かさが抜けていく。

また俺は寂しい時間を過ごさなきゃいけないことが辛いんだ…
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