君の笑顔〜アナザーストーリー〜
やった、出たぞ!

俺はすぐに聞いた。


「今電話できる?」


電話口から窓を開ける音がした。

まさか…友達となんかやってたんかな…


「うん、いいよ!」


嬉しそうな声とともに風の音も聞こえてきた。


一人で寂しくってさ…って言ったら、じゃあ話に付き合うよって言ってくれた。

寒い思いさせちまって…

本当にごめんな…


「今友達寝ちゃってさ!こんなに早く寝ちゃったの初めてだよ〜。私もなんか寂しくって…」

だって…。


気付いたら俺達は0時過ぎまで話していた。
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