独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
「よかったね」
「うんっ」
嬉しさを隠きれず、思いっきり顔がゆるんでしまう。
そんな私を見て、黒瀬くんもほほ笑ましそうに笑っていた。
「西花さん。この本、そこの本棚にならべといてね」
「はーい!」
「読み終わった」
「えーっ!?もぉっ……!?」
2人から交互に呼ばれて、大いそがしの私。
これって、なにげに俊と黒瀬くん対抗してる……!?
図書室では当分、三角関係がはじまりそうな予感!?です──…