独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
♡モテ王子とドキドキデート
土曜日の朝。
ピピッピピッと鳴りひびくアラーム音に、うっすらと目を開ける。
「ふぁー、朝かぁ……」
目覚ましを手でとめて、ベッドから重い体をゆっくりと起こし、白いカーテンをシャッと開ける。
強い光がまぶしいほどに差しこんできて、
それと同時にもわぁんと猛烈な暑さを感じた。
毎日のカンカン照りに、体がぐったりとなってしまう。
「んっ?」
机に置いていた、スマホの画面が光っている。