独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
リビングで朝食を済ませてから、ふたたび自分の部屋に戻ってきた今。
クローゼットから服を数着ほどひっぱりだして、ベッドの上に広げる。
服がだいたい決まったあとは、メイクだ。
ドレッサーの前に座って、ナチュラルメイクをしてから、ふんわりと髪もゆるく巻いてみた。
うん、なかなかいい感じ。
あとは、お気に入りのネックレスを首元につけたら準備完了だ。
家の玄関を出てからスマホを見ると、俊から集合場所が送られてきていた。
私は足早に、待ち合わせ場所へと向かった。