独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。




目的地に着いてから、俊らしき人を探す。



今日は休日なこともあって、街はたくさんの人であふれていた。



んーっと、んーっと……。
どこかな?



俊はどこにいても目立つから、すぐに見つけられそうな感じだけど。



「ゆーゆ」



すると、ふいに後ろから誰かに肩をとんと叩かれた。



聞きなれた声に反応してすぐさまふり向くと、私服姿の俊が立っている。



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