独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。



いつも以上に輝かしいキラキラ王子様オーラの俊に、周囲からの視線もすごかった。



とくに若い女性たちから。



俊の方を見ては、キャッキャッと興奮気味に話している。



「そういう結々こそかわいいじゃん。今時って感じ」


「あっ……ほんと!?よかったーっ……」



私が今着ているお洋服は、肩が出た白いレースの服に、ピンク色の小花がかわいらしいスカートを一緒に合わせてみた。



俊がどんなのが好みなのか、よくわからなかったこともあって。



完全に私好みで選んでみたから、少し心配だったんだよね。



でも笑顔の俊にほめられた今、すごくホッとしている。



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