独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
「人気なお店だから、ならぶのはやっぱり当たり前だよね……」
「どうする?待ち時間30分らしいけど」
ちょっとガックシ……。
でも、せっかく俊と今日はデートなんだ。
わたあめは、またいつでも来られる。
今日は俊とのデートをめいっぱい満喫しなきゃっ!
「あっちのお店ならすぐ入れそうだよっ」
「え。わたあめは?いいの?」
近くのカフェを提案すると、不思議そうに俊が私を見つめる。