独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。




「すぐにご案内いたしますね。どうぞ、こちらへ」



不思議に思いつつも、俊の後ろを着いていった。



案内された席は、花壇が見える窓側の席。
2人で向かい合わせに座った。



「ご注文がお決まりになりましたら、どうぞお呼びください」



カランと氷の入ったお水を置いてから、店員さんが席から離れていった。



あの店員さん若そうなのに、けっこうしっかりしてるんだなぁ。



笑ったときの笑顔がふんわりと優しくて、女性にも人気がありそうな感じだ。



「なに見てんの」


「ふぇっ!?」



低いトーンで、いきなりつぶやく俊。



< 202 / 516 >

この作品をシェア

pagetop