独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。




そ、そうですよねー……。



つい店員さんに気をとられて、メニュー開いてないの私だけだもん。



あわててメニュー表を開いて、食べたい料理を目に入れていく。



そんな姿を、俊は不自然に感じたのか、テーブルに頬づえをつきながら



「どうせ、さっきの男でも見てたんでしょ」



なんて見すかした表情で言った。



< 204 / 516 >

この作品をシェア

pagetop