独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
「僕はメロンソーダとオムライスで」
「かしこまりました」
「結々は決まった?」
「う、うん、ミルクティーとパンケーキで……」
とりあえず、注文は俊にまかせて、私は窓から見える花壇のヒマワリをながめることに。
うぅ……
当分、このカフェには来れないかも。
「では、ごゆっくりどうぞ」
でも花壇に咲くミニヒマワリは、あざやかな黄色がとってもきれいで。
ながめているだけで心をなごませてくれる。