独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
あ、そういえば。
「メロンソーダ、めずらしいね」
「そ?」
口でストローをパクッとさせながら、目線だけをこっちに向ける俊。
たしか学校の自動販売機では、サイダーとかカフェオレを買っているイメージ。
でもメロンソーダって……
「かわいいね!!」
「ブッ……!」
急にケホケホとむせ始めた俊に、私は首をこてんとかしげた。
ん?あれ、私何かおかしなこと言ったっけ?