独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
「結々、男にかわいいとか禁句ね」
「えっ。なんでー?」
ほんとにかわいいのに。
でもなんだか、俊は今にもフキゲンそうで。
メロンソーダの氷をぐるぐるとストローでかき混ぜていた。
んー……。
俊が嫌ならしょうがないか。
「わかった、気をつけるね!」
「うん……」
残りのパンケーキを食べながら、私はニッコリほほ笑む。
今って、ほんとに幸せだなぁって思う。
大好きな俊と2人で笑い合う時間。
こんな時間が、ずっと長く続けばいいな──…